自然なレディーファーストできているでしょうか?
女の子が喜ぶエスコートができてると自信を持って言えますか?

レディファーストというと、最近の日本の男性の考えでは

「これ以上日本の女を甘やかすな!」
「あいつ等は調子に乗りすぎている!」

などの声も聞こえてきそうですが、だからこそしっかりやっておくだけでライバルに簡単に差をつけることもできます。

具体例から注意点まで説明しますので、是非しっかりと理解してください。

Ladies-First.

レディファーストはお姫様扱いではない

最初に一つ大切なことをお伝えしたいのですが、レディファーストというのは「お姫様扱いすること」ではありません。

この記事では、便宜上レディファーストという言葉を遣いますが、言ってしまえばこれは、ただの「気遣い」「配慮」です。敬意を抱く相手に当然行うべきマナーでもあります。

女性をエスコートするのがデート中の男性の役割などと言われることはありますが、男は女の家来ではないし、そんなへりくだった接し方をする男はモテません。

この根本にある考え方を忘れないでください。じゃないと、悪い女に利用されるだけ利用されて終わる恐れすらありますし、そういう男性を何人も見ています。

計算高い小悪魔女に勘違させられず逆にコントロールする3ステップ

絶対におさえておくべきレディファースト5つの基本

ではまず、基本中の基本とも言えるレディファーストの具体例を覚えておきましょう。すでにこのくらいは知っている人も多いとは思いますが。

1.歩く時

これはあまりにも有名なことですね。いわゆる「車道側に女性を歩かせない」というもの。

道を曲がるタイミングによっては上手にできない場合もあったり、不自然にポジションを入れ替えるほどの必要性はないと思いますが、常に意識しておいた方がよいでしょう。

2.ドアを開ける

レストランに入る際など、男性がドアを開けて女性を先に行かせるというものです。

なお、ドアには内側に開くタイプと外側に開くタイプがありますが、どのように女性を通すかは下記のとおりです。

  • 内側(自分側)に開くドア ⇒ ドアを引いてそのまま女性を通す
  • 外側(向こう側)に開くドア ⇒ ドアを押して開き、ドアをおさえたまま女性を通す

ここで基本ポイントとなるのは「ドアに女性が触れないで済むようにする」ということです。ドアというものは色々な人の手垢がついていて非常に衛生面がマズイことになっています。

そんな汚いドアに女性の手を触れさせるわけにはいきません。

レアケース

これは滅多にないケースですが

  • 完全に見知らぬ場所
  • 先に進むのが怖いような場所(やや怖そうな雰囲気のBARなど)

こういう場合は、男性が先に行きます。

これも最初に書いた「配慮」「気遣い」という根本原理を理解していれば当たり前のことです。この辺は柔軟に考えてください。

機械的に「ドアを通る時は先に女性を通す」という覚え方をしていると、思わぬ不快感を与えてしまうことにもなりかねません。

3.エレベーター

エレベーターについては「ドアをおさえておく」というのがありますが、これは他の乗客の流れもしっかり汲んでくださいね。

あなた達カップルが先頭に並んでいたら、手順は下記です。

  • 彼女を先に通す
  • あなたが入って「開ボタン」を押しておく
  • 降りる階になったら「開ボタン」をあなたが押して、彼女を先に行かせる
  • あなたが後で降りる
  • という順序にはなりますが、エレベーター内は混雑してることも多いので、周囲の人々の迷惑にならないことを根底に置きながら臨機応変に対応しましょう。

    ちなみに、ビジネスマナーとしても同様です。上司と一緒に取引先を訪問した場合、その取引先から帰る時は、上記手順の「彼女」を「上司」に置き換えてください。

    【注意】狭い階段がある場合

    レディファーストというと「ドアを先に通す」「エレベーターをおさえる」など、とにかく先に女性を進ませるようなイメージもあるかもしれません。ただ、繰り返しますが、機械的に覚えているだけではダメです。

    例えば、進む先に、やや狭い階段があるような場所は男性が先に進むべきなんです。理由は分かりますよね?

    女性がスカートを履いていて、男性の方が下の位置にいたらパンツが見えそうになるから、だけではありません。

    段差がある時点で、男性が後ろから追うということは、女性としては「お尻を近くで見られる」という羞恥な状況になってしまうので、女性がスカートでもズボンでも、狭い階段では男性が先に通りましょう。

    カラオケはどちらが先に歌うか?

    はじめてカラオケに二人で行った場合というのは、よほど歌うことが好きとかじゃない限りは緊張感や遠慮がともないます。では、カラオケではどちらが先に歌えばよいのか?答えは、ケースバイケースです。

    女性側が先に歌いたいならば、もちろん先に歌わせてあげましょう。ただ、女性がテレたりしていて「先に歌うのは恥ずかしい」という場合は、緊張をほぐす意味も含めて男性側が先に歌うべき、ということです。

    なんでもかんでも「女性が先」と理解していると、こういう当たり前の判断もできなくなるので注意してくださいね。

    4.座る時

    これはたまにできていないカップルを見かけるのですが、レストランでもカフェでも、

    • 椅子の席なら椅子を引いてあげる
    • ソファー席があるならソファー側に座らせる(奥に座らせる)

    これが基本になります。

    「店内に不審者がいないか常に確認するために自分が奥の席に座る」なんていう意見も聞いたことがあるのですが、日本はそこまで危険な国じゃないので大丈夫です。

    5.カフェ休憩の提案

    ただ飲みに行くとか、そういう感じではなく、それなりに長い時間デートをする時は、気を遣ってカフェ休憩を提案しましょう。

    それなりに親しい仲ならば「疲れたからちょっと休みたい~」と言えますが、初デート時など、まだ遠慮し合ってるような仲では、言いたいことも言えなかったりします。

    なので、1~2時間くらい歩きっぱなしだったりした場合は、男性側から「ちょっとカフェで休もうか?」と提案し、休ませてあげるようにしましょう。

    ヒールやブーツを履いてる女性の場合は、男性の数倍(足の)体力の消耗が激しいはずなので、特に注意を向けてあげてください。

    ここで差がつく!更なる気遣い

    トイレは自分からマメに行く

    そこまで恥らいのある女性も少ないと思いますが、気軽に「トイレに行きたい」と言えない女性もいます。かといって「お手洗い大丈夫?」なんて聞くのはデリカシーがありません。

    そこで、女性が自然にトイレに行くきっかけを作るためには、男性側が自分から「ちょっとトイレ」と言ってあげることで、女性に配慮しつつトイレに行かせることができます。

    ドライブデートなんかをしてる時は、女性が「トイレ」と言わなくても、定期的にサービスエリアに寄るなどしましょう。

    会計

    男性が全おごりするような時代はもう終わっているとも言えますが、どうせおごるならスマートに会計した方がポイントアップします。スマートな会計とは、ズバリ「会計してる姿を見せない」です。

    どうすればいいのかというと、飲んだり食事をした店を出る時「そろそろ出ようか」という定番のセリフが出ると思います。そうなると、自然にお互いトイレに席を立つ流れになります。

    そこで!女性が最後にトイレに行った際にすかさず店員を呼び、さっさと会計を済ませます。店員がすっとろい場合を除けば、女性が席に戻ってくるまでに会計が終わっているので、そのまま店を出れるわけです。

    「あれ?会計は?」とか女性が言って来るとは思いますが、そんな時は普通にさらっと「もう終えてるよ」と言っておきましょう。

    レジの前に一緒に並んで、女性側に「払う気もないのに財布を出そうとするフリをさせる」なんていう手間をかけさせてはいけません。

    過剰な女性サービスはしなくていい

    最初に書いたとおり、男性は女性の家来ではありません。

    やりすぎなレディファーストはただの卑屈であり、オスとしての魅力も損なわれます。そこで、念のため「ここまではやらなくていい」という例を挙げておきます。

    バッグを持つ

    さすがにあまりいないとは思いますが、女性のバッグを持つというのはしなくてよいです。

    そもそも、バッグはファッションの一貫なので男性が持つ意味がないですし、そんなことをしたら、まるで「姉にこきつかわれてる弟」みたいで情けないです。

    ただ、これはあくまでもデート中の話なので、どちらかの家の最寄駅について家路を辿る時など(人目がない状況で彼女が疲れている時)は、バッグを持ってあげるというのもありです。

    ベンチに座る時にハンカチを敷く

    デートによっては、公園のベンチとか、どこか外でイス(のようなもの)に座るタイミングもあると思います。

    ただ、そこで「ちょっと待って」などと言ってわざわざハンカチを出して、女性が座る前にシート替わりに敷くというのは、ちょっとやりすぎです。

    それで喜ぶ人もいるとは思いますが、かえって「この人、女慣れしすぎてて怖い」という印象を与えてしまう可能性があるので、過剰なサービスはやめておきましょう。

    できてない日本人が多いからこそ簡単に差をつけられる

    さて、レディファーストというのは、そもそも日本の文化ではないということもあり、日本人男性で上手にできている人は多くありません。

    だからこそ、さりげなくやってのけることで、他の男達に差をつけることができます。

    大袈裟なテクニックを覚える前に、この記事で書いているような基本の気遣いをしているだけでも、致命的な減点はなくせますので、是非ともしっかり実践していってください。

    根本にあることをしっかりこなすということは、合コンやデートなど、どんな場面でも大事です。

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    「さりげなく」行うこと

    上述しましたが、こういう配慮や気遣いは「さりげなく」行わないとダメです。

    男性と話していて「こいつモテないだろうなぁ」と思う人の特徴の一つに「押し付けがましい」というものがあります。「やってあげてるんだぜ」みたいなオーラをぷんぷん出してくる人です。

    優しさや配慮というものは、決して押し付けていいものではありませんし、優しくしたからといって勝ち誇るようなことでもありません。そういう意味で、レディファーストも「さりげなく」行わないと全く意味がないんですね。

    優しくされてるということが気付かれないくらい自然に行うのがベストです。「それでは意味がないんじゃ?」なんて思う方もいそうですが、アピールしたがり君はもうちょっと勉強してください。

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    レディファーストすればモテるわけではない

    注意点ですが、レディファーストをすればそれだけでモテるようになるなんてことはありません。そこまで恋愛は単純な話ではないんです。

    この記事で書いているレディファーストとは、何度か書いてるように「気遣い」「配慮」という、つまり「優しさ」や「マナー」にカテゴライズされる部分です。

    優しいだけの男「精神安定剤男子」になっていないかチェック」の記事で書いてるとおり、優しいだけの男ではモテません。「優しさ」という要素は、あって当然のことで、それが全てではないからです。

    なので「からかう」とか「いじる」というようなこともベースに置きながら、そのうえでの「配慮」「気遣い」を組み合わせていくことで、はじめて日本人男性が効果を出すレディファーストが完成します。

    くれぐれも「女性を良い気分にさせるだけの男」にならないよう注意してください。モテる男とモテない男の決定的な違いとなる部分でもあります。

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    嫌がる女性もいる【差別?】

    さんざん書いてきましたが、レディファーストそのものを嫌がる女性もいます。あなたが何かアクションした時に、

    • 「そんな気を遣わなくてもいいって」というようなセリフを吐く
    • かたくなに受け入れようとしない

    という場合には、無理にレディファーストしようとするのはやめましょう。これはマナーの面が強い話でもあります。そもそも、本来の意味は諸説ありますが女性差別から来ているものだったりもします。

    相手が「いらない」と言ってることについて無理に与えようとするのは、ただ拷問を強いてるようなものです。「必要以上に女扱いされたくない」という女性だっています。

    この辺も、機械的に行動するのではなく、まず大前提にあるのは相手への配慮ということを念頭に置きましょう。「優しい俺」に陶酔するのではなく「相手を満足させること」を最優先に考えることが重要です。