まいてつレビュー感想

  • 制作会社:Lose – Digital Novel Brand
  • 発売日:2016年3月25日
  • シナリオ:進行豹
  • イラストレーション:cura
  • 主題歌:中恵光城
  • プレイ時間の目安:20時間
  • 総合評価:★★★★☆

まいてつのコンセプト・概要

鉄道車両を操る小さな女の子ハチクロを目覚めさせてしまった主人公。

ハチクロは行方不明となった鉄道車両を探していて、たまたま目覚めさせてしまった主人公にもそれを手伝わせようする。

主人公はそもそも自分の故郷が寂れた結果、工場誘致という手段を取らざる終えなくなり、水質汚染されるのが見過ごせなくてハチクロのいる場所に戻ってきていた。

その2人の目的が一致した事で地元鉄道を復興しつつ目的を達成しようと頑張る奮闘物語。

まいてつの特徴

特徴は、田舎の穏やかな描写とかわいいレイルロイド達の癒される要素です。

絵はloseらしい拘りが見られていて、理想の少女像をそのまま反映した絵をしており、エロシーンもしっかりした物になっています。

終始癒しというのをかなり気にして作っていると感じられ、それに相応しくどこを取っても癒されるゲームです。

しかし、鉄道経営を立て直すという要素もあり、ただ癒されるだけでなく最後には感動してしまう作りです。

エロゲには泣きゲ、抜きゲなどのカテゴリ分けがされていますが、この作品は癒しゲという位置付けになる作品です。

まいてつのシナリオについての評価

エロゲのシナリオというと、割と手抜きも多かったりちょっと矛盾点があったり勢い任せな所もあります。

しかし、まいてつは全くそういう部分はなく、鉄道車両の描写から女の子達への拘り、主人公の心情もしっかりと手を抜かずに書いてくれています。

けれど、主人公はほんの少し自分から見ては女の子に振り回される機会が多くて頼りなく感じたりもします。

そこを、会社立て直しという部分で格好良く描いているので、最後はそんなに気にしなくなりますが。。

1番拘りがあるのはやはりハチクロルートです。次にポートレートルートをやるとちょっと肩透かし食らうかもしれません。

まいてつの面白かった点・良かった点

良かった点はやはり女の子の可愛さです。

loseは小さな女の子を扱った作品に定評がある会社ゆえに、期待値も発表された頃から大きかったのですが、その期待値以上の可愛さをしていて満足でした。

面白かった点は個人的には鉄道車両に関する話です。

鉄オタでは無いですが蒸気機関車には興味あり、きちんと調べて書いてあるんだ。と思える描写も所々にあったのが嬉しかったし面白かったです。

あと、田舎の雰囲気はやはり癒されて、エロシーンよりもその雰囲気目当てでまたやりたくなります。

まいてつの不満だった点・問題点・難しかった点

不満だった点はエロシーンのある女の子の少なさです。

こればかりは仕方ないのかもしれませんが、攻略対象以外にもかわいい女の子が多く登場するのですごく残念な気持ちになります。

あとエロシーンをもっと拘って欲しかったです。

田舎の穏やかな描写や鉄道車両の描写、経営を立て直す話などと違い、エロシーンはやる事が似たり寄ったりでちょっと面白みに欠けてしまいました。

もう少し女の子の性格を反映したプレイなどもあったらなと思いました。

まいてつの全体的な感想

全体的に見たら女の子の可愛さと田舎の暖かな癒しを求めていたら満足するゲームという感じです。

背景や絵はパーフェクトに近いくらいやはり綺麗です。シナリオもしっかりしています。

しかし、エロシーンだけはやりもう少し女の子達の差が欲しかったなと感じます。

また、例に漏れず特典が豪華でそこも良かったです。

最終的にどのルートも最後はちょっと感動的でいいお話だなぁと感じられますし、近年の捻った話に飽きた人や王道のイチャラブなエロゲがやりたい人にはおすすめです。